知床沖 シャチに発信器取り付け生態調査 2016年6月28日から調査開始 北海道 

スポンサーリンク

発信器

※写真、北海道知床で、シャチに発信器を取り付けた様子:NHK NEWS WEBより

■知床沖 シャチに発信器取り付け生態調査

 多くのシャチが生息する北海道の知床半島の沖合で、シャチの体に位置を特定するための発信器を取り付けて生息や行動の範囲をより詳しく把握する調査が28日から始まりました。
 
 この調査は、北海道大学や東海大学など5つの大学で作る「北海道シャチ研究大学連合」が行いました。この団体は、4年前から知床半島の羅臼町の沖合でシャチの生態を調べていて、これまでに200頭以上が生息し、一部が釧路沖との間を行き来していることを確認しています。
 今回、さらに詳しく生息や行動の範囲を調べるため、シャチの体に、衛星を利用して位置を特定する発信器を取り付けることになりました。28日は、大学の教授や学生などおよそ10人が船に乗って知床半島の羅臼漁港を出発し、7キロほど沖合でシャチの群れを見つけると、発信器を背びれに取り付けていました。
 
 発信器を使うと、最長でおよそ3か月間シャチの行動を記録できるということです。北海道大学の三谷曜子准教授は、「羅臼は高い密度でシャチが集まる海域なので、ここにいるシャチがどこに行くのか知ることができれば生態を知るうえでとても有意義なデータになると思います」と話していました。

※2016年6月28日のNHK NEWS WEBより

■この発信器と同じと思われる物が使われ説明している動画
⇛関連記事:【閲覧注意】シャチがペンギンを狩る映像 南極

※関連記事:シャチに発信器付け生態調査映像
※関連記事:北海道東部で、少なくとも308頭のシャチが生息

※関連記事:22万年前以降に多様化したシャチ、世界の海に生息 国際研究チーム発表
※関連記事:【遺伝】シャチのゲノムと生態学的特性と社会進化 Nature Communications

スポンサーリンク
関連