※この動画は、NHK NEWS WEBにて、ご覧いただけます。
<シャチに発信器付け生態調査>
多くのシャチが生息する道東の羅臼町の沖合で、シャチの体に位置を特定するための発信器を取り付けてより詳しく生態を把握する調査が28日から始まりました。
この調査は、北海道大学や東海大学など5つの大学でつくる「北海道シャチ研究大学連合」が行いました。
28日は大学の教授や学生などおよそ10人が船に乗って羅臼漁港を出発し、7キロほど沖合いでシャチの群れを見つけて、持参した発信器を背びれに取り付けていました。
この団体では、4年前から羅臼町の沖合でシャチの生態を調べていて、今回は、さらに詳しく生息範囲や行動を調べるために新たに、位置を特定するための衛星を利用した発信器を取り付けることにしました。
団体のこれまでの調査ではシャチは羅臼町の沖合で200頭以上が確認され、一部はその南側にあたる釧路沖とを行き来しているということです。
発信器を使うと、最長でおよそ3か月間シャチの行動を記録できるということで、北海道大学の三谷曜子准教授は「羅臼は高い密度でシャチが集まる海域なので、ここにいるシャチがどこに行くのか知ることができれば生態を知るうえでとても有意義なデータになると思います」と話していました。
※2016年6月28日NHK NEWS WEBより
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