釧路沖のシャチ、中1英語の教科書に 室蘭在住の笹森さんがシャチ専門家として教科書に登場 2015年6月16日

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The Wonderful Ocean
※参考画像:開隆堂出版「Sunshine」より

■ 室蘭在住の笹森さんがシャチ専門家として教科書に登場


 室蘭市在住の噴火湾海洋生物調査員、笹森琴絵さん(52)が、2016年度(平成28年度)に出版される中学校1年生向けの英語教科書「Sunshine」(開隆堂出版)にシャチの生態などを説明する専門家として登場する。笹森さんは「シャチの親子愛と室蘭の自然の素晴らしさを子どもたちに知ってほしい」と話している。 


 笹森さんは、「日本クジラ・イルカウォッチング協議会」の会長のほか、全国の海洋生物の専門家でつくる「さかまた組」の代表も務め、20年以上、海洋生物の調査に携わっている。今回の教科書への掲載は、高校時代の同級生で、壮瞥中学校教諭の大塚謙二さん(51)が中学1年生向けの英語教科書を執筆したことから実現。大塚さんは「シャチの生態だけでなく、全国の子どもたちに胆振地方の自然の豊かさを伝えたい」と話している。


 教科書は、シャチウォッチングに参加した中学生の由紀とマイクが笹森さんからシャチの生態などについて説明を受ける内容。笹森さんが撮影したシャチの写真やイラストとともに5ページにわたって掲載されている。


 笹森さんは「さまざまな人たちとの出会いがあって教科書に載せていただくことができた」と感謝。「教科書で勉強する生徒が私の分身となって室蘭の素晴らしさを伝えてくれる。子どもたちが地元に誇りを持ってもらえるとうれしい」と笑顔を見せていた。(高橋紀孝氏)
※室蘭民報2015年6月16日夕刊より
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