※2016年2月20日16時、釧路市の海岸に漂着したシャチの写真:SNH16006 ©釧路市博物館 貞國利夫氏(ストランディングネットワーク北海道より)
※シャチが漂着した場所、釧路市知人町7-7 地先海岸
<ストランディングネットワーク北海道の内容>
※参考:釧路市博物館HP
※追記:
■シャチの幼体が漂着 釧路市 (2016年02月24日釧路新聞より)
釧路市立博物館は、釧路市知人町の海岸で20日に死骸で発見されたシャチの幼体が、漂着例が極めて少なく、大変貴重なことから函館市の北海道大学水産学部に移送したことを23日発表した。毎年秋、釧路沖に集まってくる鯨類の調査を実施している専門家チームOrca・orgさかまた組の笹森琴絵代表は、「この時期にも釧路の海にシャチがいる可能性があることが分かった」と注目している。漂着したシャチの幼体は市民から「イルカらしき物体がある」との通報を受け博物館の貞國利夫学芸員が確認し、日頃から交流のあるさかまた組に連絡した。笹森代表から情報を受けた北大水産学部の松石隆教授がシャチの幼体であることを認め、貴重な資料として解剖、研究する考えを示し松石研究室と博物館が回収作業を行った。松石教授は、道内における鯨類の座礁、漂着、混獲調査を行っているストランディングネットワーク北海道の代表でもある。幼体は体長220㌢。笹森代表は「お腹に胎児しわがあり、これは数時間、数日で消えることから釧路の沿岸で産んだのは間違いないだろう」と分析してている。
※釧路新聞より