苫小牧市の沖合で刺し網などがサメに破られ、カニが食べられるなどの被害が相次ぐ中、23日朝、「カニかご」の中に入っているヨシキリザメが捕獲され、漁業協同組合では胃の内容物を調べるなどして、対策を検討しています。
23日午前7時半ごろ、苫小牧漁業協同組合に沖合20キロの海上で操業していた漁業者から「サ
メがカニかごにかかっている」と連絡がありました。
サメは「カニかご」の入り口の穴に頭を突っ込んだ状態で捕獲されたということで、漁協の職員が調べたところ、体長1メートル72センチのヨシキリザメだとわかりました。
苫小牧沖では、今月に入ってから刺し網や「カニかご」がサメに破られカニが食べられるなどの被害が相次いでいて、漁協の職員は、捕獲したサメの胃の内容物を調べています。
カニかごは、水深が100メートル近い海底にイカなどのエサを入れて設置されますが、これまではサメの被害にあったケースは無かったとして、漁協では、サメが何を狙ってカゴを襲っているのかなどを調べ、対策を検討していくことにしています。
※北海道 NEWSWEBより