ジンベエザメ、回遊経路を調査 装置付け放流 大阪 海遊館 海洋生物研究所以布利センター

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※写真、放流される雄のジンベエザメ(高知県土佐清水市以布利沖):高知新聞より

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※写真、ジンベエザメの背びれに記録装置を取り付けた様子:高知新聞より


世界最大の魚類・ジンベエザメの回遊経路を突き止めようと、高知県土佐清水市以布利の「大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター」が飼育中のジンベエザメ1匹に小型の記録装置を取り付けて太平洋に戻した。
記録装置を取り付けた放流は今回で6匹目。

調査は、海遊館(大阪市)と北海道大学の宮下和士教授との共同研究。これまでに記録装置を取り付けて放流した5匹のうち、3匹のデータを回収。6か月の調査期間中、以布利沖の太平洋を東に移動した後、フィリピン南部沖まで南下し、再びフィリピン北部沖まで北上した例があることがわかった。理由は不明だが、水深約1,500mの深海まで潜ることも確認された。


今回から調査期間を1年間に延長。放流されたのは、2014年6月に室戸岬沖の定置網で捕獲された推定年齢7、8歳の若い雄で全長4.75メートル、体重0.8トン。海遊館で展示されていたが、食欲が落ちてきたため、今年5月に同センターに戻して養生させていた。


放流作業は10月31日にあり、飼育員らがジンベエザメを大水槽から担架状のプールに追い込み、背びれに記録装置を取り付ける穴を開けた。大型クレーンでプールごとつり上げ、岸壁で待機する漁船の脇に取り付けたいけすに移され、約2km沖で放流された。


海遊館でジンベエザメの飼育展示を担当する袖山修史さん(50)は「ジンベエザメの生態は、謎の部分が多く、回遊経路の解明を通して保護につなげたい」と話している。
※2016年11月4日の読売新聞より

※参考:高知新聞

■備考

<大阪・海遊館のジンベエザメ>

※2016年11月1日の毎日新聞より

<2016年11月1日は、計量の日で、大阪・海遊館のジンベエザメを計測した内容>
◆遊ちゃん 5.19m (去年は5.03m)、推定体重1,000kg超
◆海くん  4.33m (今年7月に来たので、前年データなし)

(体長=頭から尾ヒレの先まで)
2匹の1日のごはんの量は約6kgだそうです。

※海遊館facebookより

※関連記事:ジンベエザメの遊ちゃん、5m超えました! 大阪 海遊館 2015年11月1日

※関連記事:新しいジンベエザメ「海くん」引っ越しの映像 大阪・海遊館

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