サメの獲物をとらえる電気感覚 海のハンター展のホホジロザメ

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海のハンター展 ロレンチーニ器官


※写真、海のハンター展にて展示される、全長3.2mのオスのホホジロザメの標本、ロレンチーニ器官の拡大:日経サイエンスより

 2016年6月18日、ホホジロザメの標本が東京・上野公園の国立科学博物館に搬入されました。サメを包んでいたシートを取り払ってつり上げる際、サメの目の横をよく見ると、非常に小さな穴がたくさんあいていました。これは「ロレンチーニ器官」と呼ばれる一種の電気センサーで、捕食に必要な武器の1つとされています。

 サメの鼻先に孔が点々とあいていて,それらの孔の奥にはゼリー状物質が詰まったチューブがあることが発見されたのは17世紀後半。この構造は発見者の名にちなんで「ロレンチー二器官」と呼ばれるが,どんな役割を果たすのか長い間わからなかった。19世紀,顕微鏡で調べられ,それが感覚器官であることは見当がついたが,何を感知するのかは依然謎のまま。電気を感知することがわかったのは,さらに100年後の1960年代になってからです。

※日経サイエンスより

■展示準備作業中の映像⇓

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