※巨大なシャチの実物大パネルが展示された会場で来場を呼びかける笹森琴絵代表
【釧路】釧路沖のシャチやクジラの生態を紹介する展示会「シャチとザトウ 釧路と世界の海をつなぐクジラ」が21日、釧路フィッシャーマンズワーフMOOで始まった。10月24、25の両日には調査船で釧路沖のシャチを見に行くツアーも企画している。
全国の海洋生物の専門家らでつくる団体「さかまた組」(笹森琴絵代表)が主催。独立行政法人環境再生保全機構の地球環境基金から助成を受け、10月25日まで開いている。
会場には実物大のシャチやイシイルカなどのパネル、釧路沖などで撮影された写真を展示。羅臼や北方四島を行き来するシャチの行動や、釧路と沖縄で同一個体のザトウクジラが目撃されたことも紹介している。
笹森代表は2003年から釧路沖での調査を開始。「私たちの調査だけでも、釧路沖では12種類もの鯨類を確認している。こんな海は国内で珍しい。身近な海にシャチやザトウクジラが生息していることを知ってもらい、海を守ることにつなげたい」と語る。
調査船でのツアーは、各日とも定員20人。対象は小学4年生以上で、保険代・資料代として千円が必要。締め切りは10月16日。申込用紙はMOOや釧路市民活動センターわっとなどで配布している。問い合わせは笹森代表(電)090・8426・1257へ。(鈴木誠)
※どうしんウェブより
※釧路フィッシャーマンズワーフMOO HP
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