2015年10月1日にはアカシュモクザメ1尾を大水槽から取り出し、サメは移動 他、葛西臨海水族園を全面改築ニュース 葛西臨海水族園

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葛西
※葛西臨海水族園HPより:マグロを間近で観察できる「アクアシアター」(2015年10月11日撮影)

 葛西臨海水族園は10月10日が開園記念日です。そこで今年(2015年)は、10月10日から12日までの3日間、開園記念イベント「3species in 3days ──水族園がお届けする3種の生き物の特別な3日間」をおこないました。

 この3日間で紹介した3種とは、クロマグロ、トビハゼ、フンボルトペンギンです。初日の10日は、クロマグロが主役でした。クロマグロに関する問題による「ウルトラクイズに挑戦!」やクロマグロの実物標本を利用して「マグロのひみつ、お見せします!」などのイベントを通じて、生物としてのクロマグロをご紹介しました。

この1か月余りのマグロたちのようすを振り返ってみましょう。

 8月27日にマグロの大水槽アクリルの黄色いテープを全撤去してから1か月余りが経ちました。9月中は大きなトラブルもなく、順調に飼育しています。

 搬入から約3か月を過ぎたクロマグロは食欲が大変旺盛になりました。搬入当時のえさの重量は全体で9キロほどでしたが、今では約35キロ。日によってはそれでも足りないくらいです。
 また、9月26日には、障害をもつお子さんとそのご家族を閉園後の水族園にお招きする「ドリームナイト・アット・ザ・ズー&アクアリウム in Tokyo」 を開催しました。参加者は 約650名。閉園後の館内でさまざまなイベントをおこないました。大水槽を悠々と泳ぐクロマグロたちの姿を間近で見ていただくとともに、ここでもクロマグロ標本が大活躍し、実物に触れて観察してもらうことができました。

 2015年10月1日にはアカシュモクザメ1尾を大水槽から取り出し、サメはいなくなりました。現在、水槽の照明は24時間点灯していますが、「閉園後に消灯、開園前に点灯」という方法に徐々に移行し、慣らしていく予定です。
〔葛西臨海水族園飼育展示係 増渕和彦氏〕
(2015年10月15日)
アカシュモクザメ
※サメの水槽で展示されているアカシュモクザメ(葛西臨海水族園)

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■葛西臨海水族園を全面改築 23年度めど多言語表示など

 東京都は葛西臨海水族園(江戸川区)を改築する。2023年度をめどに全館をリニューアルする予定だ。まず水族館の改築や運営手法を盛り込んだ基本計画を策定する事業者を11月に選ぶ。現在の施設は1989年の完成で、水槽など設備の老朽化が進んでいる。今後、国内外から訪れる観光客の増加を見込み、改築で集客力を高める。同水族館の来園者は年間約150万人前後を維持しており、最近は外国人客も増えている。続く
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