
※体長4メートルのアオザメのあご骨の標本を持つ縣学芸員(鳥羽市浦村町の海の博物館)
鳥羽市浦村町の海の博物館で、海のギャングとして恐れられるをテーマにした企画展「はこわい?おいしい?役に立つ?」が開かれている。
志摩半島では、海女たちはを恐れ、難を逃れるため、まじないを唱えたりお守りを身につけたりする。一方では、古代からをカマボコや干物にするなど、食用として盛んに加工・消費してきた。また皮や歯などを装飾品や生活用具に利用してきた。
企画展ではの生態、食べ方、部位の利用に着目して、幅広い資料から、謎に包まれた体の仕組みやの利用法などに迫る。剥製やあご骨の標本、歯の化石、神前に供えられるのタレ(干物)、の皮で作ったわさびおろし器や財布、ベルト、さらに7匹のがお参りをしたとの伝承がある志摩市磯部町の伊雑宮のお守りなど、計130点を展示している。
縣(あがた)拓也学芸員(35)は「恐れながらも積極的に利用してきたを正しく理解してほしい。資料を見て触って学んでほしい」と話している。来年1月11日まで。
※毎日新聞 地方版より
・三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
・TEL0599-32-6006
・TEL0599-32-6006
・開館時間9:00~17:00(最終入館16:30)
・船の収蔵庫見学16時まで
・船の収蔵庫見学16時まで
・カフェあらみ 営業時間10:00~16:00火曜日定休
・休館日6月26日~30日と12月26日~30日
※関連記事:企画展「サメはこわい?おいしい?役に立つ?」については、こちら です。