<知事と市長が方針確認 イルカの人工繁殖も視野>
広瀬勝貞知事と川野幸男・津久見市長が23日、市役所で会談し、同市四浦にあるイルカとの触れ合い体験型施設「つくみイルカ島」を海産哺乳類の研究拠点にするため、施設を運営するマリーンパレス(大分市)と協力していく方針を確認した。将来的には施設でイルカの人工繁殖も視野に入れるという。【西嶋正法氏】
同施設は2011年4月にオープン。現在14頭のイルカを飼育しており、うち13頭は和歌山県太地町から購入した。だが日本動物園水族館協会(JAZA)は昨年5月、太地町からのイルカ入手禁止を決め、イルカの確保が課題になっていた。
同施設によると、今後は国内各地から最先端の技術や研究者を集め、海産哺乳類の研究をしていく計画で、繁殖は自然交配が中心だが、人工繁殖にも取り組むという。その際、県は精子凍結保存など畜産分野で培った技術を提供し、イルカを研究する大学なども紹介。津久見市は研究や宿泊施設などを提供する計画だ。
川野市長は「イルカを繁殖させる国内の拠点になればうれしい」と期待。施設責任者で水族館「うみたまご」の田中平館長は「イルカ繁殖だけでなく、将来の海産哺乳類の研究者を育てる夢のある施設にしたい」と意気込む。
(2016年2月24日 地方版)
(2016年2月24日 地方版)
※毎日新聞より
※参考:
・つくみイルカ島HP(←こちらのリンク先は、自動で音声が始まりますのでご注意下さい。)
・つくみイルカ島(公式)ツイッター
・大分マリーンパレス水族館 「うみたまご」HP
@sharkorca
つくみイルカ島:体験型施設、海産哺乳類の研究拠点に マリーンパレスと協力 /大分 – 毎日新聞 https://t.co/REsn3pOaTT— サメ・シャチ好き集まれ情報局 (@sharkorca) 2016年2月24日