[衝撃] シーワールドが動物保護団体にスパイを送り込んでいた アメリカ BBCより 2016年2月25日

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2016年2月25日、SeaWorld
※写真:AP、Reuters:BBCより

 2016年2月25日、シーワールド側は、その職員を動物愛護の権利団体にスパイとして潜入させていたことを認めました。

 アメリカの海洋テーマパーク、シーワールドのCEO、Joel Manby氏は、昨年、サンディエゴのシーワールドの職員を、スパイとして、シーワールドを批判する動物保護団体に送り込んで、スパイ活動をさせていたことを認め、今後会社はそのような行為を行わないとの声明を発表しました。


 アメリカの11ヶ所あるシーワールドは、海洋動物を束縛させているという主張のもとに、動物の権利保護活動家から、激しい批判を浴びており、シーワールド側は、彼を秘密裏にスパイとして潜入させたのは、動物愛護活動家の脅威に対して、職員や顧客や動物の安全と保安を維持するためであると主張しています。


 シーワールドの職員で、スパイとして送り込まれていたポール・マコーム(Paul McComb)氏は、動物保護団体、the People for the Ethical Treatment of Animals (PETA) によって、彼は活動家を名乗る一方、温和な抗議者に対し、暴力行為を誘発させようとしたという理由で、彼を訴えたあと、7月にシーワールドを停職処分に追い込みました。しかし、後に、シーワールドは、彼が違う部門で職場復帰を果たしたと伝えています。
 PETA側は、マコーム氏を解雇することを会社が拒絶することは、それが企業スパイ活動を黙認することと同じだと批判しています。


 ドキュメンタリー映画「Blackfish」が3年前に公開されて以来、アメリカのシーワールドの来場者数が年々減少してきています。


 また、12月には、カリフォルニア、フロリダ、テキサスで管理される3つのシーワールドの目玉である、シャチのショーの段階的中止が発表されています。


 動物の権利保護活動家は、シャチの飼育は残酷であり、すべきではないと主張しています。
(2016年2月25日のBBCの記事)
※BBCより

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