もぐらんぴあ 震災で被災した水族館5年ぶり再開 岩手

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もぐらんぴあ1


※この動画は、NHK NEWS WEB、こちらにてご覧いただけます。

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県久慈市の水族館「もぐらんぴあ」が再建され、23日から5年ぶりに営業を再開しました。
 久慈市沿岸にある石油備蓄基地のトンネルに設けられた地下水族館「もぐらんぴあ」は、震災の津波で大きな被害を受けましたが、市がおよそ14億円をかけて5年ぶりに元の場所に再建しました。
 オープン初日の23日は、関係者およそ60人が参加して記念のセレモニーが行われました。
 この中で、再建に協力したタレントで魚の研究家としても知られる「さかなクン」が、「5年ぶりに魚たちが戻って来ました。水槽で、海女さんの素もぐりが見られる珍しい水族館なので、ぜひ見に来てください」とあいさつしました。
 そして午前10時半に営業が再開されると、家族連れなどが次々と訪れていました。
 再建された「もぐらんぴあ」には津波から生き延びたアオウミガメの「カメ吉」をはじめ、震災の前と同じ40の水槽におよそ200種類の生き物が展示されています。
 新たに地元の漁業者から譲り受けた魚たちを展示した大型の水槽も用意され、伝統の潜水技術、「南部もぐり」などの実演も行われます。
 「もぐらんぴあ」の宇部修代表は「再び営業できるとは思っていませんでしたので、きょうの日をうれしく思います。地域の人から愛される水族館にしていきたいと思います」と話していました。
(2016年4月23日 14時03分)
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