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世界でも飼育例が少ない大型のサメ、「ホホジロザメ」が読谷村の沖合で捕獲され、本部町にある沖縄美ら海水族館で飼育、展示されています。
展示されているのは、5日、読谷村の沖合に仕掛けた漁業用の定置網で捕獲された全長3.5メートルの「ホホジロザメ」のオスです。
「ホホジロザメ」は、世界各地の海に広く生息していて大きくなると6メートルにもなります。
どう猛で人を襲うこともあることから、映画「ジョーズ」にも登場しました。
水族館でサメが飼育されている水槽で、「イタチザメ」などのサメと一緒に悠々と泳ぐ姿に、訪れた人は迫力を感じている様子でした。
水族館によりますと、「ホホジロザメ」は、輸送や飼育が難しいとされ、これまでアメリカの水族館で数ヶ月、国内では島根県の水族館で4日間飼育、展示された例があるということですが、現在は沖縄美ら海水族館だけで、3メートルを超える成熟した個体の展示は、世界でも初めてです。
大阪から訪れた観光客は、「迫力があり、近くで見ると怖いと感じました」と話していました。
沖縄美ら海水族館の野中正法さんは「ホホジロザメの生態はほとんどわかっていないので、今後、水槽の中で観察し、いろんなデータをとっていきたい」と話していました。
2016年1月6日 18時28分
※NHK NEWS WEBより