特別展示 日本初 飼育下での繁殖に成功したサメ「ポートジャクソンシャーク」の幼魚  アクアワールド茨城県大洗水族館

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ポートジャクソンシャークの幼魚


※写真、ポートジャクソンシャークの幼魚の正面顔:2016年5月17日のアクアワールド茨城県大洗水族館facebookより

ポートジャクソンシャーク
※写真、孵化当日の全長約18cmの幼魚と卵殻:アクアワールド茨城県大洗水族館HPより

 ポートジャクソンシャークはオーストラリア・ニュージーランドの沿岸に広く分布するネコザメの仲間です。岩礁地帯で生息し、ウニや小魚などを食べて生活しています。
 ネコザメの仲間では最も大きくなり、通常全長は150㎝くらいですが、237㎝にまで成長したものが見つかった記録もあります。
 ポートジャクソンシャークは長さ約14cmもある大きな卵を産みます。卵殻はドリルの刃のように捻じれていて、岩の隙間に産み付けやすいようになっています。この卵は9~10か月でふ化し、全長約18cmの幼魚が生まれます。体は小さいですが、このサメの特徴であるタスキをかけたような独特の縞模様がくっきりと現れています。
 日本の水族館としては、当館が2015年8月に初めて繁殖に成功しました。今回は特別展示としてこの幼魚を一般公開しますので、ぜひご覧ください。

<展示場所>エントランス特設水槽(3階エントランス)
※アクアワールド茨城県大洗水族館HPより

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