※オオグソクムシをつかむ颯眞くん、かごの下に、ナヌカザメ。
蒲郡市竹島水族館の大型水槽「さわりんぷーる」の展示内容が、深海生物に入れ替わった。海の生き物に触ることができる人気の水槽で、「オオグソクムシ」や世界最大のカニ「タカアシガニ」など6種類が展示されている。
深海魚漁のシーズンを迎え、底引き網漁がさかんな蒲郡では、地元漁師から貴重な深海の生き物が続々と提供される。同館は深海生物の展示数が全国1位で、常時100種類前後を飼育している。
普段目にする機会がない深海魚類にさわれるとあって、大勢の親子連れなどが水槽を取り囲んでいる。母親の有紀さんと来館した同市新井形町の熊谷颯眞くん(3つ)は、おそるおそるオオグソクムシをつかみ「かわいい?気持ち悪い?」と不思議そうに眺めていた。
オオグソクムシやタカアシガニのほか、さわれるのは同館だけという「イガグリガニ」や「ゴカクホシヒトデ」も人気だ。体長1メートルほどの深海のサメ「ナヌカザメ」はおとなしい性格で、おなかはメタボ気味。わき腹のプニプニとした感触がクセになりそうだ。しかし表面は立派なサメ肌で、ザラザラしている。
入館料は大人500円、小中学生200円。開館は午前9時~午後5時まで。火曜休館(祝日の場合は翌日休み)。
※東日新聞より
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