※WooRis(ウーリス)
離乳食が始まれば、食材を気にしながらメニューを考えなければいけませんよね。でも実は、貴重なタンパク源である魚にも、要注意な種類があることをご存知ですか?
そこで今回は、日本生活協同組合連合会の情報を基に、“赤ちゃんには控えたい魚の種類”をまとめました。ぜひともチェックしてみてください。
■大型の魚は乳幼児の離乳食にもNG
少し時間が経っているので忘れてしまっているかもしれませんが、妊娠期に摂取を控えさせられた魚があったかと思います。覚えていますか?
食物連鎖の上に君臨し小魚を捕食する大型の魚は、主に筋肉に“水銀”がたまっていますので、控えるように言われましたよね。
水銀は水俣病の原因にもなった人間に有害な重金属。妊娠期間中のお母さんが水銀の含まれる魚をたくさん食べてしまうと、胎児にも悪影響が及んでしまうといわれています。
実はその大型の魚に含まれる水銀、胎児だけでなく乳幼児にも悪影響を及ぼすと懸念されているとか。乳幼児が食べ過ぎると、中枢神経(大脳、小脳、延髄、脊髄など)の健全な成長に悪い影響が出てしまうそうです。
悪影響の出ない小型の魚は全く問題ないそうですが、離乳食において大型の魚は控えた方が得策のようです。
■ツナ缶を含めてマグロ類を与える場合は要注意
離乳食に要注意な魚は、大まかに言って3種類。
(1)マグロ類
(2)深海魚類(キンメダイなど)
(3)サメ・クジラ・イルカ
サメやクジラ、イルカは口にしない人が大半を占めているはずですし、深海魚を離乳食に与えようと発想するお母さんもそれほど多くはないと思います。問題はマグロ類でしょう。
日本生活協同組合連合会によって代表的な魚の水銀濃度が一覧にされていますが、マグロ類は全般に濃度が高く、注意が必要だと分かります。
ちなみにマグロを使った加工品も水銀リスクは一緒だと言います。
ツナ缶は水銀濃度の低いマグロが使われている場合が多いそうで、厚生労働省の情報でも“特に注意が必要ない”とされていますが、米国では幼児に与える場合、“量に注意するように”と指導が出ているとか。
副菜として少量を与える分には問題ないようですが、加工品にも念のため注意したいですね。
以上、赤ちゃんに与える場合に注意したい魚の種類をまとめましたが、いかがでしたか? 魚全般が良くないという話ではなく、サケやタイ、ブリ、カツオ、イワシ、サバ、アジ、サンマなどの魚は全く問題ないとか。
タンパク質やミネラル、多価不飽和脂肪酸など貴重な栄養素が豊富に含まれている魚介類。要注意の魚を避けた上で、上手に与えてあげたいですね。
※アメーバニュースより
※アメーバニュースより