ニシネズミザメが刺し網に掛かる カナダ

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※写真、カナダで刺し網に掛かったサメ、体長9フィート(約2.7m)、体重181kg~226kgのニシネズミザメ:cbc news

2016年11月22日朝、カナダ、ニューファンドランド・ラブラドール州トーベイ(Torbay)にて、漁師のWayne Tapper氏は、偶然刺し網漁に掛かった大きなサメを持ち帰ってきました。

もちろん、漁師であるWayne Tapper氏は商業用免許を持っています。彼は、当局にサメの鑑定をしてもらいました。

サメを調べた当局によると、サメは体長9フィート(約2.7m)、体重181kg~226kgのニシネズミザメとのことです。

漁師のWayne Tapper氏がCBCの取材に話した内容によると、サメはトーベイの海岸線付近の浅瀬で偶然掛かったそうで、商業許可に則っての漁なので、違反行為は全くないということです。また、サメを岸まで運んだ時には既に死んでいたそうです。

サメは網の隅の方に掛かっただけなので、網の被害はそんなに受けていないそうです。

なお、彼はこのサメを食べてみるそうですが、サメ肉の販売は許可されていないので、残ったサメ肉については何とかしなければない問題があるとのことです。

(2016年11月22日cbc newsの記事翻訳)

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※写真、ニシネズミザメ:cbc news

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※カナダ、ニューファンドランド・ラブラドール州にあるトーベイ(Torbay)の場所

■ニシネズミザメについて

ネズミザメ科のサメの一種。北大西洋と南半球の温帯から亜寒帯の海洋に分布する。北太平洋には近縁種のネズミザメが分布し同等のニッチを占めている。体は太く頑丈で、第一背鰭と胸鰭は大きい。2.5m、135kg程度になり、背面は灰色、腹面は白。ネズミザメとは、第一背鰭後端の白い模様で区別できる。(wikipedia

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※ニシネズミザメの生息域の地図

紺色=確認された分布域

水色=生息が予想される領域

※関連記事:ネズミザメ(地方名:モウカザメ) 

※関連記事:ネズミザメの子どもを救出した男性が話題になる

※関連記事:三重県で、全長2.5mのネズミザメが水揚げ 2016年3月22日 鳥羽水族館より

※関連記事:サメ類の保護・管理のための日本の国内行動計画 水産庁HPより

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『ニシネズミザメが刺し網に掛かる カナダ』へのコメント

  1. 名前:たろ 投稿日:2016/11/28(月) 12:47:48 ID:cfff0a2af 返信

    トップの写真は、ネズミザメの背鰭の大きさがよくわかるいい写真ですね。
    尾鰭よりでかいです。
    ホホジロは尾鰭の方が大きいですね。

    ところで「第一背鰭後端の白い模様で区別できる。」(ウィキ)とありましたが、ネズミザメでも色々な種があるようですね。科学博物館の「海のハンター展」にあった剥製ではそのような特徴はなかったです。
    今回のニシネズミ君にはありますけれど。

    • 名前:サメ・シャチ 投稿日:2016/11/28(月) 18:18:02 ID:a557ec12c 返信

      >たろ様

      いつもコメントありがとうございます。

      実はこのニュースは、たろさんが好きかなぁ~っと思ってチョイスしたんですよ^^
      太平洋と大西洋では、微妙に違う亜種が存在するようですね。お互い遭遇することはなとい思いますが、交配は可能なのか気になるところです。

      当ブロク管理人のサメ・シャチより

  2. 名前:たろ 投稿日:2016/11/29(火) 18:54:21 ID:afdf44040 返信

    ふふ、釣られました^^;

    交雑はどんどんしてるのではないでしょうか。
    サメは種類がどんどん増えてます。
    新種の発見が頻繁なのか? 実際に種類が増えているのか?
    その両方なのか?

    たろがサメに興味を持ち始めた頃は400種弱でしたが、昨年発行の本によると500種以上となっております。
    (今年の「海のハンター展」図録によると、エイ・ギンザメ類を含めた軟骨魚類全体で1227種)

    約4億年前から出現したサメ。複雑な体に進化するのではなしに、シンプルな機能追及で多種に! それがサメの魅力でもあります。その方が環境が激変した時に、種が生き残れる可能性が高いですからねー。
    最強のメガロドンが絶滅しても、親戚であるより小型のホホジロが海の生態系のトップに君臨してることが物語っています。
    や~サメって面白いですよね。

    • 名前:サメ・シャチ 投稿日:2016/12/01(木) 02:05:09 ID:8bb51a2f0 返信

      >たろ様

      いつもコメントありがとうございます。

      なるほど、サメの種類は今でもどんどん増え続けているのですね。

      よく最近、サメ対シャチがどちらが強いかというお題目が話題になっていますが、
      大抵の結論では、シャチが圧倒しているようです。

      けど、シャチがこの地球に生息しだしたのは、ほんの何千万年程前。それに対して、サメは4億年前ですか!

      これほど長く生息し続けているということは、個としてはシャチに敵わない部分もあるけど、種としては、圧倒的に優れているのでしょう。もしシャチが絶滅してしまったとしても、サメはいつまでも生存し続けているのでしょうね。

      当ブロク管理人のサメ・シャチより