※写真、仙台うみの杜水族館のヨシキリザメ
ヨシキリザメの飼育開始から100日目を迎えました!体調に配慮し、フラッシュ撮影は固くお断りしております。今後もご理解・ご協力のほど、お願いいたします。
■長期化へ毎日手探り
仙台市宮城野区の仙台うみの杜もり水族館で展示している「ヨシキリザメ」が、2016年9月28日で飼育開始から100日を迎えた。現在国内でヨシキリザメの生体展示は同館だけ。長期飼育の例がほとんどない魚のため毎日が手探りの状態だが、担当する大谷明範さん(36)は「三陸を代表する青くてキレイなヨシキリザメを多くの人に見てもらいたい」と話している。(梶彩夏氏)
同館では、「三陸の海を再現した大水槽の目玉にしよう」と、開業前の2014年7月からヨシキリザメの捕獲に乗り出した。フカヒレやかまぼこの原料になるなど県内ではなじみが深い魚だが、国内では東京都立葛西臨海水族園(江戸川区)で最長244日間飼育した記録が残るものの、ほかに飼育例はほとんどない。このため同館は、他のサメに関する資料を参考にして飼育してきたが、15年7月の開業後に展示できたのは同月30日からの8日間が最長だった。
今年6月から捕獲を再開。これまで、塩釜市の港に到着後、同館まで移動する間にサメが弱ってしまうことがあったため、今年は仙台市内の港から10分程度で陸送した。
さらに、外洋を泳ぐヨシキリザメには館内で一番大きな大水槽での展示が適していると思っていたが、壁や岩にぶつかって体に傷がついたり、他の魚の群れに驚いたりと「ストレスがかかっているのでは」と分析。今年は捕獲した一部を、魚も少ない円柱の水槽で展示したところ、同館では最長となる100日を迎えることができた。大谷さんは「大水槽での展示事例が少ないため、障害物がない円柱の水槽が適しているとまでは断言できない」と話すが、同時期に大水槽に展示したサメは短期間しか生きられなかった。
さらなる長期飼育に向け、大谷さんらは毎日手書きの飼育日誌をつけている。水槽のどこをどうやって泳いだのか、餌の食いつきはどうだったのかなど、少しの変化にも目を光らせる。
大谷さんは「毎日の観察で具合が悪いことに気が付くことが重要だ。まずは1年間の展示を目指して、挑戦し続けたい」と意気込んでいる。
※2016年09月29日の読売新聞より
■2016年9月17日撮影されたヨシキリザメの様子↓
仙台うみの杜水族館のヨシキリザメ(20160917): https://t.co/ThDLIw7U2Z、@YouTube がアップロード
— Noriyuki (@Noriyuki0320) 2016年9月17日
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ヨシキリ君、100日オメ!!
高速サメの飼育はたいへんでしょうね。
円柱水槽なんだね。
ぜひドーナツ水槽にしてあげて欲しいものです。
ドーナツ水槽だと無限に泳げますからねー。
油壺マリンパークの巨大ドーナツ水槽は運動が取れてるらしく、オオメジロやシロワニ、ノコギリエイなんかもかなり大きく立派に育って元気に泳いでいます。
先日もスケルトン展観ながら、常設のドーナツ水槽のサメたちに癒されました。