※成体では世界初の飼育・展示例という体長約3・5メートルの雄のホホジロザメ=6日、本部町の沖縄美ら海水族館
■【本部】世界で最も人的被害が多く報告され、映画「ジョーズ」のモデルになるなど危険ザメを代表する「ホホジロザメ」が沖縄美ら海水族館(本部町)で飼育、展示されている。全長約3・5メートルの成体の雄で、同水族館では初めての展示。4日に読谷村漁協の定置網で捕獲された個体を5日に同水族館に運んだ。同水族館によると、国内外でも体長1メートル余りの幼体の飼育展示の事例は複数件あるが、成体では世界で初めてとなる。
水族館チームリーダーの野中正法さん(理学博士)は「世界的にも飼育記録がほとんどなく、詳しい生態が知られていない種だ。飼育により貴重なデータが得られると思う」と話している。【琉球新報電子版】
※琉球新報(2016年1月6日記事)より
■3.5メートル「ジョーズ」世界初の成体飼育 美ら海水族館
【本部】世界で人的被害が最も多く報告される危険なサメで、映画「ジョーズ」にも登場した「ホオジロザメ」が本部町の沖縄美ら海水族館で飼育、展示されている。全長約3・5メートルの雄で、4日に読谷村漁協の定置網で捕獲され、5日に運び込まれた。同水族館によると、ホオジロザメの飼育は、幼体の例は複数あるが、成体では世界で初めて。現在水槽で飼育している唯一の水族館だという。
水族館チームリーダーの野中正法さん(理学博士)は「世界的にも飼育記録はほとんどなく、詳しい生態は知られていない。飼育で貴重なデータが得られると思う」と話している。ホオジロザメの飼育は、数年前に米モントレーベイ水族館で数カ月、国内で2002年に島根県立しまね海洋館で4日間の事例があるが、いずれも体長1メートル余りだったという。常時動き続けなければ生存できず、輸送や飼育が非常に難しいとされている。
※琉球新報(2016年1月7日記事)より
※琉球新報(2016年1月7日記事)より