愛知 名古屋港水族館 眺めるだけじゃない! 水族館の楽しみ方 2015月10月2日

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名古屋港水族館 サメ
※名古屋港水族館、黒潮大水槽 2015.10.3 17:15の様子

キモかわいいと話題の「ダイオウグソクムシ」!絶食の謎は……
体長約20cm。固い殻に覆われたダンゴムシのような姿の「ダイオウグソクムシ」が話題となったのは、その不思議な生態が動画配信サービス「ニコニコ動画」で生中継されたことに端を発します。三重県の鳥羽水族館で2009年から5年もの間絶食の日々を続けていたダイオウグソクムシ(通称「1号たん」)。なんとか1号たんの食事の瞬間を捉えようと、当時の飼育員が動画配信を開始。なぜ食事を摂らなくても生きていられるのか、そもそも、ダイオウグソクムシってどんな生活をしているのか。謎が謎を呼び、1号たんは大人気に。しかし、残念ながら絶食6年目に謎を残したまま死んでしまいました。鳥羽水族館に限らず、ダイオウグソクムシを展示しているその他の水族館でも餌を食べることはめったにないらしく、その謎を解明しようと研究を続けているのだそうです。原因が明らかになれば、人類の食糧問題に役立つヒントが得られるかもしれませんね。

マイワシの生態はそのものがエンターテインメントだ!
水族館のアイドルといえば、イルカやペンギン、ジンベエザメや熱帯魚といった大きさや美しさが特長の生き物というイメージがあります。が、愛知県にある名古屋港水族館の主役は「マイワシ」。1匹では、まるで弱々しいマイワシは、マグロやサメなどが現れると群れてひとかたまりになり、その迫力で天敵を追い返します。名古屋港水族館では、マイワシが餌を求めて群がる生態を利用してその迫力を再現。マイワシがどんな動きで餌を捕食するのか、どの方向に餌を投入すればキレイな渦が巻き起こるか。日々マイワシの動きを研究し、照明効果を併用することで、大水槽いっぱいに美しい「マイワシのトルネード」を描くことに成功しました。その迫力を目の当たりにすれば、明日から食卓にのぼるマイワシに箸をつけることができなくなるかも!?ショーを見る目が変わるかも!

「イルカ」が水族館のアイドルになるまで

水しぶきをあげて豪快にジャンプしたり、フラフープを鼻先でくるくると器用にまわしたり。イルカたちがトレーナーの合図でさまざまな種目にチャレンジするイルカショーは、まさに水族館の目玉です。イルカショーに出演しているイルカの中にはもともと野生で暮らしていたものも多く、ショーで見せる華麗な技は水族館に来てから覚えます。その時、トレーナーの必須アイテムとなるのが笛と餌。トレーナーの合図で上手にジャンプができたら、笛を吹き、餌の魚を与えます。これを何度も繰り返すうち、イルカは笛の音を「上手にできたね」という褒め言葉であると同時に、成功すれば餌をもらえると認識するのです。ちなみに、トレーナーさんによるとイルカにもいろいろな性格があるのだとか。飽き性だったりおっとりしていたり、その個体の性格に合わせて練習をアレンジしているのだそうです。こんなふうに、イルカショーはただお客さんに見せるためだけではなく、さまざまな種目を通してイルカのジャンプ力や視力、コミュニケーション力などの能力や生態の研究にもつながっているのです。海の中にはまだまだ不思議がいっぱい。海の中に生きる生物たちの意外な生態を知れば、水族館での水中散歩がますます楽しくなりますよ!
※ マイナビニュース(マイナビ進学17)より
※名古屋港水族館 黒潮大水槽 ライブカメラ映像は、こちらです。
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