※2016/10/07 に公開、沖縄タイムス公式動画チャンネルより
サンセットビーチ近くの北谷町美浜の沿岸で目撃されたサメ。ひれが出ているのが分かる映像=4日午後5時ごろ(沖縄タイムス読者提供)
2016年10月7日午後3時15分ごろ、沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜のサンセットビーチ付近で、「サメを目撃した」とビーチの管理職員から110番通報があった。沖縄署などによるとけが人や被害はない。同署は付近の海域に入らないよう、注意を呼び掛けている。北谷町やサンセットビーチの管理者は「この付近でサメの目撃は聞いたことがない」と話している。(中部報道部・比嘉太一氏)
沖縄署によると、目撃されたサメは2匹で体長1.5~2m。サメの種類は分かっていない。目撃された場所は、サンセットビーチから北側に約200メートル離れた防波堤付近。
北谷町土木課公園係とビーチの管理職員によると同日午後2時すぎ、サンセットビーチ付近で釣りをしていた中学生が目撃し、近くにいた町職員に情報を伝えて発覚した。
目撃情報を受け、北谷町美浜のサンセットビーチは15時ごろ、北谷町北谷のアラハビーチは15時半ごろにそれぞれ遊泳を禁止した。
8日以降は午前9時のオープン前に海の状況を確認し、安全の確認ができれば解禁したいとしている。
サンセットビーチは、県内有数の観光スポット、アメリカンビレッジに隣接。周辺にはショッピングモールや映画館、ホテル、球場などがあり、観光客や地元客でにぎわう人気のビーチ。遊泳期間は11月30日までとなっている。
■北谷町のサンセットビーチ・アラハビーチ再開へ サメ確認できず
沖縄県北谷町美浜のサンセットビーチ付近で7日にサメ2匹が目撃されたことを受けて、遊泳を禁止していた同ビーチと町北谷のアラハビーチは8日午前9時ごろ、再開した。
サンセットビーチでは午前8時ごろから、監視員ら5人が目撃された場所とその近くや、ビーチ区域内を水上バイクやシュノーケリングを使って海上パトロール。サメは確認できなかったとしている。アラハビーチも同様な方法で安全確認をしたという。
サンセットビーチの管理者は「引き続きサメがいないかを随時チェックし、目撃情報があれば迅速に遊泳者を避難させる措置を取る」と話している。
※2016年10月8日の沖縄タイムス+プラスより
※追記1:
■北谷町のサメ、2016年10月8日も目撃 2ビーチ再び遊泳禁止に
沖縄県北谷町美浜のサンセットビーチ付近でサメ2匹が目撃されたことを受け、同ビーチと北谷町北谷のアラハビーチは8日、「サメが確認できなかった」として、昨日から禁止していたビーチの遊泳を午前9時にいったん解禁したが、午後1時40分ごろ、監視員が再びサメ2匹を確認したため、両ビーチは安全確保のため遊泳を再度禁止にした。
サンセットビーチ管理者は「目撃されたサメが危険な種類なのか自分たちでは判断できない」とし、「遊泳客の安全のために再度ビーチを閉鎖した」と説明。9日以降も午前9時にパトロールしし、安全確認ができれば解禁したいとしている。
一方、「ヒレが黒い」との目撃者情報もあり、サメに詳しい沖縄美ら海水族館名誉館長の内田詮三さん(81)は「ヒレが黒ければ比較的ほかのサメよりは人に危害を与えることが少ないツマグロではないか」とした上で、「目撃者の写真ではサメの特徴がはっきりせず、種類の断定は現時点では厳しい」と指摘。「危険性の高いオオメジロザメやイタチザメの可能性も否定できない。早急にサメの特徴が分かる写真を撮り、危険性の否か有無を判断する必要がある」と話した。
※2016年10月9日の沖縄タイムス+プラスより
※追記2:
■サメきょうも目撃 沖縄・北谷の2ビーチ遊泳禁止
【北谷】約2週間前からサメが目撃されている沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜のサンセットビーチ近くで、2016年10月10日も午前8時すぎにビーチの監視員がサメを確認した。連絡を受けた北谷町土木課は同町北谷のアラハビーチと合わせ、2ビーチの同日の遊泳禁止を決めた。
※2016年10月10日の沖縄タイムス+プラスより
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