※写真、マイアミ水族館のシャチ、ロリータ:
2016年5月18日、動物保護団体のPETAが、マイアミ水族館(Miami Seaquarium)の約50歳のシャチ、ロリータ(注釈)の件で、マイアミ水族館の新しい親会社であるPalace Entertainment社に対し、シャチ飼育免許を許可することは、動物の権利保護条例違反として、アメリカ合衆国農務省(USDA)を告訴しました。
miamiheraldより
2016年5月18日、動物保護団体のPETAが、マイアミ水族館(Miami Seaquarium)の約50歳のシャチ、ロリータ(注釈)の件で、マイアミ水族館の新しい親会社であるPalace Entertainment社に対し、シャチ飼育免許を許可することは、動物の権利保護条例違反として、アメリカ合衆国農務省(USDA)を告訴しました。
連邦裁判所への告訴状には、アメリカ合衆国農務省の規則によると、2014年にPalace Entertainment社にマイアミ水族館の所有権が移行された際、施設だけでなく、免許も新オーナーに移行されるのは不当であり、アメリカ合衆国農務省(USDA)はマイアミ水族館に対し、シャチの飼育免許を発行すべきではないと主張しています。
動物保護団体のPETA責任者、Jared Goodman氏は、免許を不当取得し、また虐待的ともとれる劣悪な施設のマイアミ水族館から免許を剥奪し、45年以上の監禁飼育下にあるロリータを自由にせよと法廷に依頼しています。(2012年にも類似した訴訟がありましたが、2015年に却下されております。)
さらに、7月には、マイアミ水族館を絶滅危惧種保護法違反としても訴える構えで、ロリータの解放活動は再び裁判へと舞台を移すことになりそうです。
(注釈)ロリータは、マイアミ水族館のスターとして、1970年から約45年飼育されております。
(2016年5月18日miamiheraldの記事翻訳)
※miamiheraldより