※写真、深海ザメのラブカの受精卵:横浜・八景島シーパラダイスHPより
※写真、20年間水族館で働く飼育員ですら見たことのないほど超貴重な深海性のサメ「ラブカ」の受精卵:横浜・八景島シーパラダイスHPより
『横浜・八景島シーパラダイス』の「アクアミュージアム」(水族館)では、「生きた化石」といわれている非常に希少な深海性のサメ「ラブカ」の受精卵を2016年4月26日(水)より展示しております。
<展示概要>深海ザメのラブカの受精卵展示
<期間> 2016年4月26日(水)~
<場所> アクアミュージアム5F「深海リウム」
<備考> 生きもの体調により展示を中止する場合がございます。
(※現在ラブカの生体展示は行っておりません。)
「ラブカ」は捕獲例が少なく、水族館で生きた状態で展示されることも稀で、『横浜・八景島シーパラダイス』でも3例しかありません。
そんな希少種である「ラブカ」の受精卵は、20年間水族館で働く飼育員ですら見たことのないほど超貴重です。
2016年2月末に水深270m付近に仕掛けられた刺し網に掛かったメスの「ラブカ」を搬入しましたが、残念ながら個体は3日間で死亡しました。腹部に膨らみがあり妊娠している可能性があったため、死亡確認後、触診、レントゲン、エコーによる検査ののち、解剖した結果、成熟卵4個、未成熟卵を多数確認しました。
成熟卵は、それぞれガラス製球状水槽に1卵ずつ収容し、観察をつづけてまいりました。現在は、発生が進んで、仔魚は2㎝ほどに成長し、生きる姿を展示しております。
ゴールデンウィークを迎えた『横浜・八景島シーパラダイス』で、「卵殻の中で動く仔魚の貴重な姿(深海生物の知られざる生態)」を是非ご覧ください。
■ラブカについて
学 名:Chlamydoselachus anguineus
英 名:Frilled shark
分 類:ラブカ目 ラブカ科
分布域:深海性(水深1300m)。全世界の深海。
体 長:全長約2m
特 徴:
他のサメの鰓孔の数が5対なのに対し、本種は6対ある。原始的なサメの特徴を残していることから「生きた化石」と呼ばれている。
他のサメの鰓孔の数が5対なのに対し、本種は6対ある。原始的なサメの特徴を残していることから「生きた化石」と呼ばれている。
希少な種で比較的の深い海域に生息しているため、詳しい生態が知られていない。
普段の動きは緩慢でウナギのように体を波打たせて遊泳するが、遊泳速度は極めて遅い。胎生であり、約2年という非常に長い妊娠期間の後、大きく成長した幼魚を産むといわれている。
■⇓[超レア動画] 神秘!卵の中でうごめく仔魚の姿 「ラブカの受精卵」
【速報】希少な深海ザメ「ラブカ」の受精卵を展示開始!卵はガラス水槽に入れて管理し、現在では2cm程の仔魚の姿が見えるほど発生が進んでいます!めったに見ることの出来ない貴重な姿!GWにシーパラでぜひご覧下さい!#シーパラ #八景島 pic.twitter.com/9iQkHqWzNj
— 横浜・八景島シーパラダイス公式 (@_seaparadise_) 2016年4月29日