※奄美市住用町の沿岸で、2015年12月14日に捕獲されたサメのオオセ
奄美市住用町の沿岸で2015年12月14日朝、サメの仲間のオオセが生きたまま捕獲された。奄美海域では珍しく、同市名瀬の奄美海洋展示館(大浜海浜公園内)で水槽メンテナンスを終えた18日から一般公開される。奄美海洋生物研究会の興克樹会長によると、オオセは能登半島や房総半島から南西諸島まで沿岸の岩礁域に生息する。夜行性。海底付近で、茶色のまだら模様の体をカムフラージュして主に魚類を捕食する。口の周りにひげがあるのも特徴。
※南海日日新聞より
※奄美海洋展示館HP
※参考写真:(上)トラフザメと(下)オオセ、アクアワールド茨城県大洗水族館facebook 2015年11月2日より
■オオセについて
オオセ Orectolobus japonicus(大瀬、英: Japanese wobbegong)は、テンジクザメ目オオセ科に属するサメ。キリノトブカなど地方名多数。全長1mの底生性のサメで、オオセ科では日本近海に分布する唯一の種。太平洋西部、南日本から朝鮮半島、フィリピン、東シナ海、東南アジアにかけて分布する。沿岸の水深200mまでの砂泥質の海底や岩礁、サンゴ礁などに生息する。
日本近海からはオオセ科3種が報告されていたが、後藤 (2008) によりクモハダオオセ O. maculatus およびカラクサオオセ O. ornatus の2種は存在しないことが明らかになった。詳しい生態や生息数に関してはよく分かっていない。体色の模様はカモフラージュであり、夜行性で海底や岩などに姿を隠している。待ち伏せ捕食型で、底生の硬骨魚類や甲殻類、サメ、エイなどを狙う。日本では漁獲され食用になる。その他、中国、台湾、韓国、ベトナムなどでも漁獲される。近づくと咬まれる危険性がある。
※wikipediaより
※wikipediaより
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