スコットランド沖で奇妙な姿の珍しいサメが捕まえられる 2015年10月5日

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スコットランド サメ1

※TheScotsman,Picture: HeMedia
セント・キルダ群島沖、スコットランドの海域で見つかったチヒロザメ(ソファーザメ)。

 スコットランドの西海岸沖の遠く離れた諸島周辺で深海調査を行った海洋生物学者たちが、非常に珍しい、奇妙な姿をした巨大なサメを捕まえた。スコットランド・サメ追跡プログラムのサイトで発表された。

同種のサメが英国の海域で見つかったのは、15年間で今回が2回目。このサメは、ニセネコザメ(Psuedotrakias microdon)あるいはソファーザメとして知られており、体長はおよそ3メートル、体重はおよそ60キロ。

スコットランドの生物学者フランシス・ニース氏は、「私たちのボートの中でこの魚を見た時はとても驚いた。我々は魚を海へかえす前に、急いで魚の体長と体重を測定した。これは非常に変わった生き物で、大きくて、だぶだぶしている。眺めているのが楽しい。このサメは、柔らかいソファーに似ている」と語った。

スコットランド人の多くは、恐らくスコットランド沖にこのようなサメが生息していることを知らないだろう。学者でさえも、このようなサメが見つかったことに驚きを表した。学者たちは、サメ追跡プログラムの作業を続けている。このプロジェクトにより、スコットランド沖に生息するサメの種類を明らかにすることが可能だ。なお今年プロジェクトが始まる前に、すでに32種類のサメが生息していることが分かっていた。現在リストには、72種類のサメが記載されている。

※チヒロザメ (Pseudotriakis microdon) について、

チヒロザメ科に属するサメの一種。旧名オシザメ(唖鮫)。1属1種。全長3mに達する。全世界の大陸斜面、深度500-1400mに生息する。第一背鰭が非常に長いことが特徴である。細長い眼と大きな口、細かい歯を持つ。体色は暗褐色。和名の深い海を表す「千尋」に由来する。

※ Sputnikより
※元記事&写真:TheScotsmanより

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