2015年夏、日本各地の海水浴場にサメが現れ、騒動を巻き起こしました。そうしたサメの中で最も出現が恐れられているのがホホジロザメです。
大きいもので体長6メートル、体重3トン。飛び出すアゴに鋭い歯。映画「ジョーズ」のモデルとなり世界中を震撼させた巨大ザメです。調査には危険が伴うため、これまでその生態は謎に包まれていました。
アメリカ人、グレゴリー・スコマル博士は、3年前、ウッズ・ホール海洋研究所と共同で画期的な撮影装置を開発しました。それはシャークカムと名づけられた魚雷の形をしたロボットカメラ。なんとサメに取り付けた発信器からの信号をキャッチし、自動的に追いかけ撮影を行うのです。人間では観察不可能な行動をとらえようという世界初の試みです。
シャークカムを携え、博士はサメがアザラシを襲うという太平洋の孤島へと調査に向かいました。
そして、ホホジロザメが水中で獲物を襲う姿などをとらえることに成功したのです。
番組では、世界初の貴重な映像を中心に、これまでほとんど知られていないホホジロザメの素顔に迫ります。
■グレゴリー・スコマル博士
サメ研究の第一人者。ウッズ・ホール海洋研究所と共同で開発したシャークカム(魚雷の形をしたロボットカメラ)を駆使してホホジロザメの撮影に挑む。
※NHKONLINEより
※追記:再放送決定 2015年10月14日(水)午前0時10分~午前1時00分
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