千葉 サメ目撃などで海水浴客減 夏の県内観光客入り込み状況 2015年9月28日

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九十九里海岸
※画像は、2015.9.28の九十九里海岸の様子です。
◆現在九十九里海岸の現在の波の状況 ライブカメラ映像はこちらのページです。


 この夏はサメの目撃情報などが響いて海水浴客が減る一方で、プールが人気を集め、成田空港周辺では外国人観光客の訪日に伴い宿泊者数が増えたことが、県の観光客入り込み状況調査で分かった。
 県内の夏(七月一日~八月三十一日)の海水浴客は百五十万二千人で、昨年に比べ5・9%減少した。開設された海水浴場は、昨年に比べ二カ所少ない十八市町村の六十四カ所。そのため海水浴場の延べ開設日数も昨年より百三十七日少ない、二千二百六十九日となった。
 中でも、八月に入り一宮町や銚子市などでサメの目撃が相次ぎ、六市町の計十九カ所が一時遊泳禁止となったことも影響し、海水浴の客足が遠のいた。
 その反動などでプールに人気が集まり、昨年に比べて4・3%増の百十三万六千人が訪れた。最も利用客が多かったのは蓮沼ウォーターガーデン(山武市)で、20・4%増の二十一万九千人。今夏から導入された新たなウオータースライダーも人気を呼んだ。
 また主要な観光・レクリエーション施設や宿泊施設についても、毎年継続して調査を実施。十九カ所の宿泊施設では、3・1%増の四十八万三千人が宿泊した。特に成田空港周辺の北総地域は六万二千人と9・9%も伸びた。県観光企画課の担当者は「成田空港周辺を中心に、外国人観光客が多く来たことが影響した」と分析する。
 一方で三十九カ所の観光・レクリエーション施設は、3・3%減の百六十五万人にとどまった。同課は「夏前半の猛暑や、八月後半の台風による荒天などで、牧場や親水広場、動物公園などの屋外施設が敬遠された」とみている。 (村上一樹)
※東京新聞より 

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