熊野川を挟んで和歌山県新宮市の北隣にある、三重県紀宝町の鵜殿港に、全長6メートルほどあるホホジロザメが水揚げされた。
このホホジロザメは7日早朝、三重県御浜町阿田和の阿田和大敷漁業生産組合(古川正和組合長)が阿田和沖約4キロメートルに設置した定置網に掛かっているのを、組合員が見つけた。 推定で、重さは2~3トン。くわえている生き物は水揚げ時に吐き戻したとみられる。
古川組合長(71)は「サメは時々掛かることがあるが、これほど大きなものは初めて」と話している。 写真を撮影した、鵜殿港の近くに住む自営業男性(42)は「知人から連絡を受けて駆け付けてみたら、映画の『ジョーズ』そのものだった」と驚いていた。
※紀伊民報より