※まちカフェ・リンクで飲み物つき600円で提供された復興ランチ=新発田市、新潟
東日本大震災の復興支援に役立てばと、敬和学園大学(新発田市)の学生有志が同大が同市内で運営する喫茶店「まちカフェ・りんく」で、宮城県産の海産物を使った「復興ランチ」を提供した。
南三陸町の「カネキ吉田商店」のメカブを入れたみそ汁や卵焼き、気仙沼市の「中華高橋水産」のサメ肉を使った煮物やみそ漬け焼きをメニューに採用。2015年12月25日、飲み物つきで600円、企業向けには弁当スタイルで500円で提供した。材料費は売り上げの半分でまかなえる計算で、残り半分を被災地に寄付する。
一昨年、昨年と両社で復興支援インターンをした学生ら4人でメニューを考えたり、店員を務めたりした。ランチを食べた新発田市の鶴巻俊治さん(62)は「おいしかった。サメは獰猛(どうもう)なイメージだが、食べてみると上品な味だった」。
この企画の中心となった3年生の山本果奈さん(21)は「次回は洋食メニューにするなどして、復興ランチを定期的に開催できれば」と話した。(永田篤史氏)
※朝日新聞より
■まちカフェ・りんくについて
カフェを拠点とした地元商店街活性化や福祉コミュニティの形成を目指し、新発田駅前商店街の空き店舗を利用し、学生たちや地域住民を中心に「まちカフェ・りんく」を経営しています。カフェ経営を基盤としながら、コミュニティ再生への貢献を目指した活動にも取り組んでいます。
まちカフェ・りんく(場所:新潟県新発田市諏訪町1-3-1)
まちカフェ・りんく(場所:新潟県新発田市諏訪町1-3-1)