※写真、小さい白いテントの屋根の下に医療用プールがあり、そこで、ゲートバーを見つめるティリクム:Image by Heather Murphy、Ocean Advocate News
海洋哺乳類の保護団体が発行しているニュース誌、Ocean Advocate Newsによると、2016年3月13日、シーワールド側がティリクム(Tilikum)の病状悪化を発表してから、ティリクムは少なくとも9日間は医療用プールに入れられたままで、主に、ゲートのバーを毎日眺めているようです。
最初のショーの前、トレーナーはティリクムの目の前のプールで泳いでいて、まるで彼をからかっているかのように見えます。(左下の写真)
私は専門家でも科学者でもないですが、彼を何年も観察してきて、3月8~13日までに僅かな変化があるように感じました。
それは、彼が水中を少し深く沈んだり浮いたりしていることです。あるときは、身体が見えないくらい沈んだかと思えば、またあるときは、水面に頭を出したりするのです。私は、今まで彼のこのような行動を見たことがありません。
ショーの水しぶきの音に、ティリクムは、水面を何回か軽くタップしたりしていました。
トレーナーが彼のために餌を持っていきましたが、ティリクムは口を開けませんでした。はっきりとは言えませんが、彼はおそらく食事を拒否したのでしょう。
ティリクムの現状は、はっきりと言うのは難しいですが、徐々に病状は進行しているように思えます。彼がこれ以上苦しまないことを願うばかりです。
(2016年3月13日のoceanadvocatenews 記事翻訳)