ここまできたか!パプアニューギニアでの水中撮影やスローモーション撮影でiPhoneが大活躍 エポレットシャーク

スポンサーリンク

エポレットシャーク(マモンツキテンジクザメ)
※週刊アスキー:エポレットシャーク(マモンツキテンジクザメ)

 みなさん、こんにちは。週刊アスキー/ASCII.jp編集部の吉田でございます。さて、10月31日にApple Store銀座で「iPhoneのカメラ機能が切り拓く可能性」というイベントが開催されましたよ。
 SWITCHとCoyoteの編集長である新井敏記氏がモデレーターとなり、映像作家の岩元康訓氏、水中カメラマンの石川肇氏を招いたトークイベントで、岩本、石川両氏が撮影したパプアニューギニアの美しい景色をスクリーンに映しながらの進行となりました。

 岩元氏、石川氏の最初の出会いは、パプアニューギニアのPRプロジェクト。最初に映像監督として岩元氏が決定し、そのあと石川氏が水中カメラマンとしてメンバーに入ったそうです。

 水中撮影について石川氏は、「撮影時に利用したハウジング(Watershot PRO Line Housing)は試作機で大丈夫かな~と思いましたが、使い易くてかなり重宝した」とのこと。「試作機なので陸に上がったときに、iPhoneを何度か取り出して浸水していないことを確認できたときもうれしかった(笑)」とのことでした。

 イベント後の質疑応答で参加者から「動きが制限される水中でのタッチパネル操作は難しいのでは?」という問いに対して、「ハウジングをつくっているメーカーが水中での操作を考慮したカメラアプリをリリースしているので、撮影に支障はなかった」とのことでした。 

 パプアニューギニアの水中撮影では、歩くサメとして有名な「エポレットシャーク(マモンツキテンジクザメ)」の撮影に成功したほか、美しい熱帯魚が群をなして泳ぐ様子などが間近にいるようなアングルで撮影されていました。

 石川氏によると、水深5m程度のポイントを撮影したので何度でも潜れる機会があったそうです。透明度が非常に高い水域にさまざまな生物が共存するパプアニューギニアでないと難しい撮影だと思われます。通常だともう少し深く潜る必要があるので、酸素ボンベとか照明とかが大がかりになるはずですからね。

 今回紹介された作品は、もちろんプロによる撮影と編集なのでクオリティーが高いのは当たり前ですが、両氏の話を参考にすれば一般人でも夜明けや水中の映像を、タイムラプスやスローモーションの機能を利用して撮影すると面白そうですね。現行機種のiPhone 6sシリーズでは1200万画素のカメラを内蔵しており4K動画も撮影できるので、より美しい映像が記録できるはずです。iPhoneに限らず、撮影機材がビデオカメラや一眼レフからスマホに変わることで、新しい映像や写真の表現が生まれそうですね。
※週刊アスキーより

スポンサーリンク
関連