※かろうじて生きた状態で打ち上げられた、体長約1.5m、全身真っ白なホホジロザメ:Photo: Courtesy of Luke Anslow:grindtvより
2016年1月18日、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州、ポート・ハッキングの浅瀬の海岸に、体長約1.5m、全身真っ白なホホジロザメが、辛うじて生きた状態で打ち上げられました。しかし、このサメはすぐに亡くなってしまい、研究のため死骸は回収されております。
Photo: Courtesy of Luke Anslow:grindtvより
フェイスブックには、発見したLuke Anslow氏によってアルビノ(=メラニン色素を先天的に持たない個体のこと)として紹介されましたが、このサメの目が明らかに黒いことから、アルビノではなく、白変種、白変個体である可能性が高いとしています。
ホホジロザメのインターネットグループページに写真を共有したところ、丸い背びれ形状からニシネズミザメではないかという答えもあったようですが、カリフォルニアに拠点を置くサメの専門家のクリストファーロウ氏によると、このサメはホホジロザメの特徴と一致すると述べています。
※参考:白変種について
白変種(はくへんしゅ)とは、色素の減少により体毛・羽毛・皮膚等が白化した動物の個体をいう。メラニンに係わる遺伝情報の欠損により白化したアルビノとは異なる。代表的な白変種としては、南アフリカで野生での生存が確認されているホワイトライオンや、インドのホワイトタイガーが有名である。 白変種は外見からしばしばアルビノと混同されるが、遺伝学的・生理学的にもこの両者は全く異質のものである。白変種のメラニン産生能力は正常であるため、アルビノの瞳孔が赤く透けるのに対し、白変種の瞳孔は黒い。(wikipediaより)
※オーストラリア、ニュー・サウス・ウェールズ州、ポート・ハッキングの場所、白いホホジロザメが発見された場所
海岸での発見時はかろうじて生きていたようですが、その前に撮ったと思われる泳いでいたときの写真がフェイスブックにあります。
※grindtvより
※参考:Luke Anslow氏facebook