※動画は終了しました。(2016/01/20 ksb5chより)
「四国水族館うたづ(仮称)」水族館計画 ウエスコ・大成建設が参画
香川県宇多津町が民間主導で進める水族館建設の計画に、神戸市で水族館運営を手がける岡山市の総合建設コンサルタント会社「ウエスコ」と、大手ゼネコンの大成建設が参画することが、正式に発表されました。
20日午後、臨時で開かれた町議会の議員総会で宇多津町と、開設準備会社の「四国水族館開発」が明らかにしました。それによると、神戸市の須磨海浜水族園の運営を行う岡山市のウエスコが、生き物の飼育展示など施設運営の協力企業として。また、全国の水族館の施工実績を持つ大手ゼネコンの「大成建設」が参画することが決まりました。建設予定地は、臨海公園の西側の町有地です。四国水族館開発では、基本計画を年度内にまとめ、2019年春の開業を目指します。2月に、地元住民や学生らを交えたワークショップを開いて地域の声を計画に盛り込むとしています。一方で、資金調達は大手信託銀行による信託スキームを活用するとしていて、具体的な出資企業などは明らかにしていません。
■新水族館 計画に着手 3月に具体的内容 宇多津 香川
(毎日新聞 2016年1月21日 地方版より)
臨海公園内で新たな水族館「四国水族館うたづ(仮称)」の建設を目指す宇多津町と準備会社「四国水族館開発」(流石学社長、宇多津町浜六番丁)は20日、大手建設会社「大成建設」(東京都)と基本計画の策定に着手したと発表した。3月末ごろ、施設規模や事業スキームなど具体的な計画を発表する予定。また、生き物の飼育など技術的な運営は、神戸市立須磨海浜水族園を運営する「ウエスコ」(岡山市)に委託することも明らかにした。
四国水族館開発によると、水族館の建設費など初期費用は約60億円。企業の出資や金融機関からの融資などを想定しているという。2019年度中の開業と、初年度に120万人の来館者数を目指す。敷地は宇多津町の町有地を有償で借りる。事業主体は「最終調整中」として公表しなかった。
昨年10月、宇多津町内のコンサルタント会社「活性化本舗さぬき」を母体に設立された四国水族館開発は、水族館の完成後、運営マネジメント会社となる予定だ。
同町などは昨年3月、「癒やしを感じながら、自然への畏れと感謝を呼び覚ます水族館」というコンセプトなどを盛り込んだ基本構想を発表していた。【伊藤遥氏】
※毎日新聞より
※毎日新聞より
※追記
■大成とウエスコ参画/四国水族館うたづ/17年度に着工
(建設通信新聞2016年1月22日より)
香川県宇多津町で計画されている「四国水族館うたづ(仮称)」について、運営準備会社の四国水族館開発(宇多津町)は、大成建設とウエスコが事業に参画することを明らかにした。3月末までに基本計画の策定をまとめる。2016年度から設計業務を進め、17年度の着工、19年春のオープンを目指している。
建設予定地は臨海公園内の多目的広場(敷地面積5255方m)など。建設費は信託銀行による信託スキームを活用する考えだ。初年度の来館者数は120万人を想定、地域経済への波及効果は20年間で年平均40億円を見込む。昨年に示した基本構想では、水族館は四国44カ所の水中展示や、瀬戸内海をバックにイルカショーなどが楽しめるプールの設置などを計画。大成建設は仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)、京都水族館(京都市下京区)など多くの水族館工事で実績が豊富で、高い技術力とノウハウを保有している。ウエスコも神戸市立須磨海浜水族園の指定管理者として運営の実績がある。
[ 2016-01-22 14面 面名:中国・四国・九州面]