ゴルフ場の池にサメ!? 西部劇”コロコロ”の悪夢…奇妙な自然現象の謎に迫る 2015年10月16日

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ゴルフコースに現れたオオメジロザメ 

(C)Scott Wagstaff
※オーストラリアのカーブルック・ゴルフコースに現れたオオメジロザメ
 
 世界の奇妙な自然現象を紹介する新番組『地球の不思議アワー 自然のいたずら』(毎週土曜21:00~ほか)が、17日から動物・自然専門チャンネル「アニマルプラネット」で放送される。
事実は小説よりも奇なり。同番組では自然界で見られる不思議な光景や現象、奇妙で魅力的な生き物の姿などにスポットを当て、その原因や科学的背景を探る。17日の第1回「町を覆う回転草」では、とんでもない場所に現れて人間を驚かせた動物や生き物が登場する。

国内でも度々ニュースになる”珍客”。今年7月には練習ラウンド中のプロゴルファー・松山英樹選手の前にヘビが現れたことが報じられて話題になったが、オーストラリアのカーブルック・ゴルフコースでは1998年ごろに”そこにいるはずのない生き物”がプレイヤーを震撼させた。

ある会員からの「池でヒレを見た」という耳を疑うような目撃証言をもとに、ゴルフコース内の池を調査したところ、内陸にもかかわらず複数のオオメジロザメを発見した。淡水・海水の両方に生息できるオオメジロザメにとって、淡水は敵が少なくエサが多いため、産卵場所としては格好の場所。その池は川とつながっていないが、近くを流れるローガン川が1990年代半ばに氾濫したことが原因と見られている。

タイトルにもなっている「回転草」は、アメリカ・カリフォルニア州で大量発生が問題となっているヒユ科の植物群・タンブルウィードのこと。西部劇では孤独に転がっているおなじみのアレだ。柵が200メートルにわたって埋もれるなど事態は深刻で、北米全土で手がつけられないほど増殖を続けている。冬場になると根元が乾燥し、転がりながら種子を撒き散らすことが異常発生の原因。この問題に立ち上がったのが、起業家のジョン・ソローリオ。1日に最大10トンを処理できるタンブルゲーターを開発して救世主となった。

24日の第2回は、血のように赤い液体を流す木を調査。友情を築いたクジラとイルカの謎にも迫る。31日の第3回は水辺のハトを捕食するため攻撃する巨大ナマズ、死んだふりをするフクロネズミなど、奇妙な行動を取る動物たちが紹介される。

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