超巨大魚!? サメに近づく不気味な黒い影

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魚の大群とサメ1

※写真、WAYNE DAVIS/ATLANTIC WHITE SHARK CONSERVANCY:bostonglobeより

 不規則な波の動きの中では、時に理解し難いことが起こります。

 この写真は、今週、小型機のパイロットWayne Davis氏によって、大西洋のホホジロザメ保護研究グループのAtlantic White Shark Conservancyとともに調査中、アメリカ、マサチューセッツ州、ケープコッドの南にあるチャタム(Chatham)からさらに南部Monomoy National Wildlife Refuge沖にて撮影されたものです。(この研究グループによって、2016年8月12日公開されました。)

 最初、空からホホジロザメを発見しましたが、よく見ると隣に、巨大な黒い影が見えます。

 おそらく数千とまでいかないまでも数百匹はいるであろうニシン科魚類(menhaden)の大群でしょう。

Atlantic menhaden
※写真、Atlantic menhaden(同種の魚):wikipediaより

 海上に浮かぶ巨大な黒い影は、ケープコッドの海の緑色に暗影を投じたかのようでした。

 アメリカ海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration、略称NOAA)によると、この魚の寿命は12年で、春と秋に海面付近を巨大な群れを成して泳ぐことで知られています。

 撮影者は、アメリカ陸軍、第69統合整備支援中隊出身で、ベトナム帰還兵であるパイロットWayne Davis氏で、3年前からこの保護団体や生物学者と一緒に働いています。

 Wayne Davis氏が言うには、漁師はこれらの魚をニシン科魚類(menhaden、pogies)と呼んでいて、脂分が多いそうです。

 ハイイロアザラシはこれを好んで食べ、ホホジロザメの軽食でもありますが、脂分と骨が多く臭いがきついので、こんな魚を食べるなんて想像できないと言います。

(2016年8月12日のbostonglobe記事翻訳) 

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