珍しいエビスザメが定置網に掛かる 京都 舞鶴沖で

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舞鶴市沖で見つかったエビスザメ(2017年1月30日、舞鶴市下安久・舞鶴漁港)=京都大舞鶴水産実験所提供:京都新聞より

京都府舞鶴市沖の日本海でこのほど、原始的なサメの一種、エビスザメ(体長1.2m)の雄1匹が見つかった。温帯の浅い海域に生息していることが多く、日本近海で確認されるのは珍しいという。

京都大舞鶴水産実験所(同市長浜)によると、多くのサメ類が背びれが2枚、えら穴が5対あるのに対し、エビスザメは1枚、7対と古代のサメに近い特徴を持っている。海流に乗って南方からやって来たとみられ、過去20年間で報告があった日本海での捕獲は2004年の山口県と15年の宮津市の計2匹だけという。

2017年1月30日に定置網にかかり、同市下安久の舞鶴漁港に運ばれた時には既に死んでいた。同実験所が引き取ったが、学術標本用として茨城県の国立科学博物館の研究施設に寄贈した。

※2017年1月30日の京都新聞より

■エビスザメ

カグラザメ目カグラザメ科に属するサメ。世界中の温帯域に生息する。水深150 m 以浅の表層を泳ぎ、浅い湾やサンゴ礁の外で生活する。ほとんどのサメが5対の鰓裂をもつのに対し、エビスザメは7対の鰓裂をもつ。(wikipediaより)

※関連記事:サメが水揚げされる 京都 舞鶴港 2016年6月15日

※関連記事:シャチが大きなサメを狩る映像 アメリカ モントレー湾

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