徳島の海岸にマッコウクジラ漂着 体長10メートル、ロープで救出成功 2016年1月20日

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徳島 クジラ 救出

※徳島県阿南市の海岸に打ち上げられたクジラの救出作業をする漁協関係者ら (Photo By 共同)

 2016年1月20日午前9時ごろ、徳島県阿南市の中林海岸の波打ち際に、体長約10メートルのクジラが漂着したのを散歩中の男性が発見した。県によると、マッコウクジラとみられる。

 クジラは時折潮を吹いたり、尾びれを動かしたりはするが、頭などに傷があり衰弱していた。地元の漁協関係者や阿南署員らが乾燥しないように海水を掛け、ロープを巻き付けて船で誘導すると、沖へ向かって泳いでいった。
 海岸には地元住民ら約200人が集まり、「頑張れ!」「行け!」という声援が飛び交った。
 過去に近くの別の海岸にクジラが打ち上げられた際にも見守ったという阿南市向原町の歯科医宮本雅司さん(59)は「前回はそのまま死んでしまったので、今回はなんとか生きて戻っていってほしい」と無事を祈った。(2016年1月20日 16:12 )
※スポニチより

※2016/01/20 に公開、NNNニュース、クジラが救出される前の映像ニュースです。

 20日午前9時ごろ、徳島県阿南市中林町の中林海岸の波打ち際で、打ち上げられた全長約10メートルのクジラを市職員が確認した。潮を吹いたり尾びれを動かしたりしているが、自力で動けない状態。体の先端にはかすり傷がある。クジラに詳しい同県立博物館(徳島市)の学芸員が現地でマッコウクジラと確認した。

※追記1
■動けなくなったクジラ救助し沖へ帰す 徳島の海岸

(2016年1月20日 20時28分) NHK NEWS WEBより
クジラ 救出
※NHK NEWS WEBより、この動画はNHKのサイト、こちらにてご覧いただけます。

 20日朝、徳島県阿南市の海岸の波打ち際でクジラが動けなくなっているのが見つかり、地元の漁船がロープで引っ張って沖へと帰しました。

 クジラが見つかったのは阿南市の中林海岸で、20日午前9時ごろ、波打ち際に乗り上げて動けなくなっているのを地元の人が見つけました。
 クジラは体長10メートルほどで、徳島県立博物館によりますと、マッコウクジラとみられるということです。頭などに傷があり、衰弱した様子が見られたことから、駆けつけた警察官や地元の消防団などが、背中に海水をかけて励ますとともに、体を押して沖へ戻そうと試みました。
 海岸には、近くに住む人や地元の幼稚園児などおよそ200人が集まり、「クジラ頑張れ」などと盛んに声をかけていました。そして、午後1時ごろ、苦境を聞きつけた地元の漁協が、ボランティアで漁船を出してクジラをロープで引っ張り、警察官らも再び体を押して手助けした結果、クジラは沖へと帰って行きました。救出劇を見守った人たちからは拍手と歓声が上がっていました。
 近くに住む70代の女性は「クジラが無事に海へ帰ってくれて、感動しています。弱っているようですが、これからも元気でいてほしいです」と話していました。
 徳島県立博物館によりますと、マッコウクジラは主に太平洋などの水深の深い海域に生息し、紀伊水道付近で見つかるのは珍しいということで、何らかの原因で迷い込んだとみられるということです。
(2016年1月20日 20時28分) 
※NHK NEWS WEBより

※追記2
■助けたクジラ 養殖棚に絡まりまた救助 徳島

(2016年1月21日 13時39分) NHK NEWS WEBより

 20日に徳島県阿南市の海岸に打ち上げられて、救助されたクジラが、21日朝、沖合のワカメの養殖棚に絡まっているのが見つかり、地元の漁協に再び救助されました。
阿南市の海岸では20日、マッコウクジラとみられるクジラが、波打ち際に打ち上げられて動けなくなっているのが見つかり、地元の人や漁協などが救助しました。
 その後、クジラは海岸から300メートルほどの沖合にとどまっていたため、漁協が21日朝、漁船を出して確認したところ、クジラがワカメの養殖棚のロープに絡まり、動けなくなっているのが分かりました。
漁船の乗組員が養殖棚のロープを切ったうえで、クジラの尾びれにロープを掛けて引っ張った結果、午前10時ごろ、クジラの救助に成功しました。その後、2キロほど沖合まで漁船で引っ張り、放したということです。
 救出作業に当たったワカメ養殖業の佐野常美さんは「無事に養殖棚から助け出せて安心しました。弱っているように見えたので、海に帰って元気になってくれればと思います」と話していました。
※NHK NEWS WEBより

※追記3


※2016/01/21 に公開、NNNニュースより

■クジラ無事海へ…のはずが 今度はロープへ

 徳島県阿南市の中林海岸で20日、クジラが動けなくなっているのが見つかり、地元の人が救助した。しかし、沖合に帰ったはずのこのクジラの姿が21日も漁港で確認され、再び救助が行われた。(2016年1月21日 19:57配信)

※追記4

■2度救出のクジラ 死んで見つかる 徳島・阿南
(2016年1月23日 20時15分) NHK NEWS WEBより

 今月20日、徳島県阿南市の海岸に打ち上げられ、地元の人たちに2度にわたって助け出されたクジラが、23日、岩場の近くで死んでいるのが確認されました。
 今月20日、徳島県阿南市の海岸の波打ち際に体長およそ10メートルのマッコウクジラとみられるクジラが打ち上げられて動けなくなりました。地元の人たちが漁船で引っ張っていったん沖に帰しましたが、翌日、沖合にあるワカメの養殖棚のロープにからまっているのが見つかり、再び助け出して沖に放していました。
 しかし、クジラの動きを監視していた阿南市の職員が23日朝、漁港からおよそ400メートル離れた岩場の近くで、クジラが浮いているのを見つけ、漁船を出して調べた結果、死んでいるのが確認されたということです。クジラはいったん漁港に移され、これまでの救出作業を手伝った地元の人たちが見守っていました。
 地元の漁師の男性は「子どもたちにクジラの生きている姿を見せたかったが、死んでしまって残念です」と話していました。

 阿南市や地元の漁協は24日に会議を開いて、今後の対応を検討することにしています。
※ NHK NEWS WEBより

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