※動画は終了しております。ホシザメが釣れました。
■ザ!鉄腕!DASH!! 2015年11月15日放送 日テレ 夜7時00分~7時58分
■ 内容:DASH海岸
北登のお祝い!二足歩行する魚でお祝い料理 出演:TOKIO
本格的な秋を迎えた、横浜DASH海岸。
城島が干潟の砂に潜る奇妙な魚を発見。それは、DASH島でも捕まえた、
達也「キュウセンですよね」
体長30cmほどに成長するベラの仲間で砂地に群れで棲息。
体長20cmを越えると、
子孫を残すために、メスがオスに性転換する。
木村さんによると、さらに面白い習性があるという。
砂の入った水槽に入れると、器用に体をくねられて潜る。
次に、砂の入っていない水槽に入れ、暗くすると…
城島「おとなしくなった」
水槽の底に横たわって、動かなくなってしまった。
木村さん「なまけ者で、暗いとすぐ寝ちゃう」
試しに、水槽を明るくすると、活発に動き出した。
そして、この日は、大切な作業が。
作ったのは、干潟まで繋がる全長10mの階段。
達也「ここに来るのは1年ぶりか」
この階段を作ったわけは、
福島DASH村の仲間、北登のため。
今は、スタッフの知人の小林さんが飼い主となって、都内で一緒に生活。
東京での暮らしもすっかり慣れ、オシャレな友達もたくさんできた。
これまでも、DASH海岸には、時折遊びに来ていたが、
今まで一度も干潟に降りたことはなかった。
そこで、初めての水辺に北登をご招待!しかし…
城島「潮が満ちてしまった…」
作るのに時間をかけすぎたせいで、潮が満ちて階段が水に浸かってしまった。
城島「無理矢理降ろしたら可哀想」
無理させられないのも濡れて風邪でも引いたら困るから。
北登は、今年の秋で15歳。人間で言えば80歳くらい。
人間で80歳と言えば「傘寿(さんじゅ)」と呼ばれる、ご長寿のおめでたい席。そこで…
城島「お祝いしてあげんとね」
木村さん「80歳なら高級なお祝いが必要ですね。(東京湾に)いい魚がいますよ」
さらに、その魚は、二足歩行するという。
そこで向かったのは、千葉県鋸南町にある保田(ほた)漁港。
今回、お世話になるのは、漁師歴59年の笹生保雄(さそうやすお)さん。
二足歩行の魚は、まさにこれからが旬だという。
沖に出る事10分、網を仕掛けたポイントに到着。そこは、
木村さん「東京湾の入り口で黒潮が入ってくる場所」
南から黒潮に乗って、魚のエサとなるエビや小魚などが多く流れ込む場所、
東京湾の中でも、珍しい魚が数多く揚がるポイント。
今回の漁は…
城島「刺し網漁なんですね」
魚の通り道になる所を遮断するように網を張り、そこを通った魚が、
網の目に引っかかり逃げられなくなるという漁法。
網は、前日に笹生さんが仕掛けておいてくれた。
およそ1キロにも渡る網を、1時間半かけて引き上げる。
早速、網に掛かっていたのは、マトウダイ。
これからが旬で、1匹3000円以上の値がつく事もあるという。
達也「欲しいのはこれでは無い?」
次に掛かっていたのはホシザメ。
サメ特有のアンモニア臭さがなく、淡泊でさっぱりとした味、
しかしこれもお目当ての魚ではない。
さらに、網に掛かっていたのは、シビレエイ。
小型のエイで、体の表面に電気を出す器官があり、
半径15cm以内にやってきた魚を痺れさせて食べる。
その電力は、蛍光灯1本を光らせるパワー!
続けて、網に掛かっていたのは、体の上下にトゲがある魚。
これがお目当ての二足歩行する魚か?
木村さん「ギマです」
このトゲで歩くのかと思いきや、このトゲは危険を感じた際に出して、
身を守る為のものだと言われている。
市場に出ることは無く、このトゲが漁の網に引っかかったり、
他の魚を傷つけてしまうため、漁師には嫌われているが、
食べればカワハギのようなさっぱりとした旨味。
しかし、これもお目当ての魚ではない…
掛からないまま、1キロあった網は残り50m。そして、ついに!
達也「これじゃない!?」
それは、築地では、1匹1万円もする高級魚、ホウボウ。
砂地の海底に棲息し、赤い体とクジャクのような青いヒレが特徴。
真鯛にも匹敵すると言われる旨さは、かつて殿様にも献上されるほどで、
祝いの席には欠かせない魚。
しかし、二足歩行するとは、どういうことなのか?
ヒレの下に、6本の脚があり、その先端に味蕾(みらい)という味を感じる器官がある。
これを砂の中に入れ歩くようにしてエサを探す。
その姿が「方々(ほうぼう)」を歩き回っているように見えることから
その名前が付いたとも言われている。
木村さん「正確には二足歩行ではなく、六足歩行ですね」
リンやカリウムなどの老化防止の栄養素も豊富に含まれ、
ご長寿料理に向いているという。
この日は、合計4匹という結果に。
しかし、ホウボウは、硬い骨が多く、捌くのが難しい。
そこで調理を教えて頂くのは、笹生さんの奥さん、テル子さん。
北登に食べさせる前に、まずはその味と食感を確かめる。
お刺身にはポン酢を付けて食べてみると、
達也「旨味が濃い。北登も喜ぶね」
頭や骨には、細胞を活性化させるDHAが豊富。
ダシをとり、北登のお祝い料理に活かす。
後日、都内にある北登が暮らすお宅へ。
まずは、ミンチしたホウボウの身で、つみれを作り、
その上から、ホウボウのダシで作ったタレをかける
『ホウボウのつみれ』の完成!
さらに柔らかく炊いた玄米の上に
よく蒸した身と野菜をのせて
「ホウボウのちらし寿司」完成!
城島「北登、ご飯できたよ。15歳おめでとう」
2人の作ったお祝いを気に入ってくれたようで、あっという間に完食!
北登15歳のお祝い料理は喜んでもらえたようで、
城島「もっと長生きしてもらいたいね。来年もお祝いさせてね」