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アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴの人気テーマパーク「シーワールド」のシャチショーが来年で廃止される事態になりました。シャチの飼育を批判するドキュメンタリー映画が公開されて以降、動物愛護団体などから批判が高まっていました。
テーマパークの運営会社、シーワールド・エンターテインメントは9日、サンディエゴの「シーワールド」で長年人気だったシャチのショーを来年廃止すると発表しました。
シャチのショーに対しては、フロリダ州のシーワールドで調教師がシャチに襲われ死亡した事故を描いた映画が2年前に公開されて以降、風向きが変わりました。この映画は、シャチを水槽で飼育することは残酷でシャチの攻撃性を高めるなどと訴え、動物愛護団体などからも批判の声が高まりました。そして、カリフォルニアの州政府は先月、サンディエゴのシーワールドに対して、シャチの繁殖などを禁止する通達を出したのです。
アメリカにある3つのシーワールドのうち、サンディエゴは入場者数の落ち込みが最も大きく、批判の高まりと当局の対応により、ショーの廃止に追い込まれた形です。
シーワールド・エンターテインメントは今後、シャチを保護することの大切さを訴えるような展示内容に変更する方針です。ただ、他の2つのシーワールドで行われているシャチのショーについては、今後の方針を明らかにしていません。(2015年11月10日13:11)
※TBSNewsiより
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