サメ影響 海水浴客5万人減少 2015年(平成27年)8月25日

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茨城 サメ

この夏、県内の海水浴場を訪れた人の数は、沿岸でサメが目撃され遊泳禁止となったことなどから70万人余りにとどまり、去年を5万人近く下回りました。

県のまとめによりますと、先月18日から今月23日まで県内18の海水浴場を訪れた人の数は70万7000人余りでした。
これは去年の同じ時期に比べておよそ4万7000人、率にして6.2%減りました。
今年は梅雨明け以降、晴れの日が続いた他、県も海水浴場周辺の宿泊施設などで利用できるプレミアム付き商品券を発売するなどしてPRに努めた結果、今月5日までの海水浴客の数は去年を上回るペースで推移していました。
ところが今月5日以降、鉾田市の沿岸でサメが目撃されたため各地の海水浴場で遊泳が禁止され、更に遊泳禁止が解除されたあとはぐずつきがちの天気が続き、客足が回復しないままシーズンを終えたということです。
このうち例年県内で最も多くの人が訪れる大洗町の大洗サンビーチを訪れた人はおよそ26万2000人で、去年に比べておよそ9万4000人、率にして26.4%減りました。
茨城県では震災と原発事故で海水浴客が大幅に落ち込んだあと回復傾向にありましたが、去年は天候不順、今年はサメが現れたことで2年連続の前年割れとなり、今シーズンの海水浴客は震災前の年のおよそ40%にとどまりました。
県観光物産課の小泉元伸課長は、「今シーズン当初は去年を上回っていただけに残念な結果となりました。来シーズンは安全対策を徹底して安全安心で楽しい茨城の海をPRしていきたい」と話していました。

08月25日 18時11分
※NHK NEWSWEBより 

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