つまようじ11万本でできたシャチ 遠軽町立南中学校 北海道

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※画像、完成したつまようじアート、シャチの作品を囲む生徒会のメンバー:どうしんウェブより

■つまようじ11万本でラッセン再現 遠軽・南中の全生徒、職員


【遠軽】全校生徒207人と全教職員24人がつまようじ約11万本でアートを制作―。南中(安田貢校長)が2016年10月21日に開かれた学校祭に合わせ、色をつけたつまようじで米国の画家クリスチャン・ラッセンの絵画を再現した作品を完成させた。躍動感のあるシャチや海の青、差し込む光の白が印象的で、今後も校内に飾るという。

作品は、生徒会が「学校祭が終わっても残る作品を全校生徒で作り上げたい」と発案。担当する小森敬宗(けいそ)教諭に相談し、生徒会でアイデアを出し合って海を泳ぐシャチや魚を描いたラッセンの作品をつまようじで表現することにした。

色つけは生徒会の8人を軸に、十数人が担当。1カ月半かけ、ポスターカラーで10万8528本のつまようじを黒、水色、緑など8色に染めていった。メンバーの一人は「黒は最も多い約2万5千本もあり、色をつけているうちに気分が沈みそうになった」と笑いながら振り返る。

ラッセンの絵を基に、つまようじを6ミリ間隔で刺すようパソコンで設計図を作製。縦約160センチ、横約170センチの発泡スチロールを24のパーツに分割し、それぞれに設計図を貼ったものを全クラスや生徒会、教職員に渡し、つまようじを刺してもらった。生徒会の松田拓人会長(3年)は「学校祭前日の20日に24のパーツを組み合わすまで、どんな絵になるかわからないよう工夫した」と説明する。

数年間は校内に飾れるよう、枠組みもしっかりした作りにした。松田会長は「つまようじに一本一本色をつけたり、刺すときに折れたりと大変だったが、いい作品ができて苦労のかいがあった。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。(城居将樹氏)

※2016年11月12日のどうしんウェブより

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