監督スティーブン・スピルバーグをして「この映画の成功の半分以上がこの曲のおかげだ。」と言わしめたジョン・ウィリアムズ作曲によるこのスコアはアカデミー賞作曲賞を受賞したほか、全米映画協会から「映画音楽史上最高の曲ベスト6」に選出されている。ウィリアムズは作曲を依頼されると、映画『ジョーズ』を海賊映画として捉えて「原始的だが、楽しくて娯楽的な曲」を考えた。曲のメインの部分は、ジョーズの鼓動でもあり、迫り来る恐怖を表現しているというが、ウィリアムズから初めてこの曲のサビの2小節を聞かされたとき、監督スティーブン・スピルバーグは冗談だと思って大笑いしたという。またこの曲は、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーの名曲「春の祭典」からの影響が非常に濃いことも知られる。チューバ奏者はトミー・ジョンソン。